Lenovoの11.6型ノートパソコンYOGA 710を買った

追記のベンチマークは記事の一番最後です。

2011年のMacbook Airと比べますよ

以前使っていたタブレットPCが壊れた(壊れる前から使い物にならなかった)ので、いろいろ悩んだ末、LenovoのYOGA 710という機種を買いましたので簡単なレポートを。

もちろんスペックなんて高いに越したことはないんですが、今までと比べて不便でないということで、2011年に出たMacbook Air(Core i7、メモリ4GB)との比較で書いていきたいと思います。

一応スペックはこんな感じ。

Lenovo YOGA 71080V6000XJPApple MacBook Air(2011)
CPUCore i5 7Y54/1.2GHz/2コア
(Passmark  3174)
Core i7 2677M/1.8GHz/2コア
(Passmark  2818 推定)
メモリ8GB4GB
ストレージSSD256GB( M.2)SSD128GB(SATA)
ディスプレイ11.6インチ/1920x108011.6インチ/1366x768
重量1.04kg1.08kg

速度は特に不満ありません

きっともうショップとかでは買えないようになっているはずですが・・・。

CPUのCore i5-7Y54ということでやや非力な感じもしますが、文章を書いたりちょっとしたコーディングができればよい感じなので、それほどパワーもいらないですし、実際にいろんなソフトをインストールして動かしてみたのですが、CPUの分をPCIe接続のSSDがカバーしている感じで、特に不満は感じません。

まあメモリが8GBになっていることもあると思います。

画面について

幅はMacbook Airに比べると2cmほど幅が狭くなっていて、画面は同サイズの11.6インチです。解像度はフルHDなので、1920x1080ピクセルなので、Windowsの初期設定では150%の表示率になっていました。

これだとやや狭い感じがしたので、125%に設定して、アイコンなどのサイズを変えることでちょうどよくなりました。

こういう場合には13インチの方がいいのですが、できるだけ小さくて軽量なもので、前の10.1インチよりは大きいものを探していたので、解像度については不満はありません。

ちなみに重量はカタログ上ではMacbook Airに比べて40g軽くなったことになっています。

入出力について


世の中はこれからUSB Type-Cが主流になっていくのでしょうが、このマシンには1つも付いていません。USBポートは3.0のものが1つだけです。ですが今まで複数のUSBを刺して使ったことがないので、特に困らないと思います。

ついでにいうとSDカードのスロットもないのですが、これもMacbook Airにもなかったので気になりません。

外部ディスプレイにはMicro HDMIを使います。これは前に使っていたアダプターがそのまま使えて、通常サイズのHDMIも15ピンのVGAも問題ない感じです。

ただUSBポートとMicro HDMIが隣接しているので、アダプターの形状次第では干渉します。

電源周り

電源はピンタイプのDC-INということで、今まで使っていたMag Safeに比べると天と地ほどの差がありますが、今までよりもバッテリーの持ちは良さそうな感じはしますので、電源をつないだり外したりという機会は減りそうです。

電源アダプターも今までよりも軽くなりました。Appleのが200gなのですが、今回のは153gだそうです。これはかなりありがたいです。


YOGA 710の電源PIN周辺

ディスプレイとサウンドについて

これはフルHDとは言うものの、タッチパネルにもなる光沢タイプで、あまり繊細なグラフィックを扱うのには向いていないと思います。ただテキストを扱ったり、ちょっとした動画を見たりするくらいだとあまり気にならないでしょう。

スピーカーは悪くありません。もちろんノートパソコンとしてはというくらいの注釈が付きますが。

このマシンにそんなサウンド性能を求める人はいないとは思いますが、ヘッドフォンをおすすめします。ヘッドフォンでイギー・ポップを聴いてたらテンション上がってきました。

大事な大事なキーボードとタッチパッド

キーボードについては、やはり横幅が狭い分、ピッチが狭めです。加えてストロークも浅めですが、どちらも慣れの範囲かと思います。この文章を打っていると、だんだん気にならなくなってきました。

ただタッチパッドはやはりMacの方がいいです。Windowsがだめというよりもメーカーごとに癖があるのと、自分が最適な設定をまだ見つけられていないのだと思います。広めで使い勝手そのものは悪くなさそうなので、これも慣れの範囲ではないでしょうか。

1日でなんとかなる慣れと1週間必要な慣れがあると思いますが、どちらかというと後者だと思います。

あ、金額書いてなかった。Lenovoのショップは常に割引が付いてるので、定価で買うことはありえないのですが、私の購入時は本体だけで97,265円(税込)で10万円を切っていました。

動画のエンコードや大きな写真の加工などの重作業をさせるのであれば、ノート向けのCPUだとi5-7200とかi7-7500辺りが必須になってくるでしょうが、通常のオフィスやテキストエディタ、PDFの閲覧などi5-7Y54で十分な感じがします。

まあCPUの性能向上が頭打ちになってきている感じがするので、このクラスの製品はメモリとSSDが一番大事な気がします。

どんなパソコンを買おうと悩んでいる初心者の方がいれば、少し高かろうともSSDと8GBのメモリにしましょうね。きっと幸せにはなれないまでも、不幸にはならないはずです。

普通のタブレットではちょっと頼りないけど、ミドルクラスの15万円はちょっと高いし、その間でなんとかというのであれば、タッチパネル付きで10万円を切ると思えば、なかなかいいバランスの機種だと思います。

と言うことで、なんとか環境が整いましたので、また今日からがんばって働きます(業務連絡)。

おまけ

また何の基準にもならないとは思いますが、大航海時代オンラインのベンチマーク(Windows10は対応OSに入っていないけど動いた)を動かしてみると、選択できた最高サイズの1152x864ピクセル、最高画質設定で700強のスコアが出ました。300以上が快適らしいので、クラシックな3Dゲームはこのクラスでも全然動くみたいです。

ファイルもでかくてめんどくさくなったので3D Markはやりませんのでご了承ください。100人くらいいいね!してくれたら考えますが・・・。

トータルで言うといい買い物の気がします

前のがあまりにも失敗だったこともありますが、この金額でこのスペックであれば、外での作業をあまりしない私としては、YOGA 710は非常にバランスのよいマシンだと思います。コンパクトで持ち運びやすいですしね。

もし同じくらいの重量で、あと数万円は出せて、大きめのカバンを持ち歩くという方なら、14インチのX1 Carbon辺りがおすすめになるかと思います。重くなりますけど、重量は100数十グラムしか変わりませんし、高解像度のモニタはやはり魅力です。何よりもテキストメインの人だとキーボードのサイズに余裕が出て、文章を打ちやすいと思いますよ。


いろいろありましたが、全体的にはコストパフォーマンスの高いPCを作る会社になっているようなので、他にもいろいろいいマシンが見つかりそうですね。


【追記】Passmark CPUとCrystal Disk Markでベンチマークをしてみました。

購入後かなり経っているので。ソフトもいろいろ入ったりはしていますは、思い立ったのでベンチマークを取りました。


Passmark CPUの結果

Crystal Disk Markの結果

だいたい想像していた数字なので、特に問題もありません。 起動直後に複数のクラウドストレージ(DropboxとかGoogle Drive)の同期なんかをしていると、多少遅いかなと思うときもありますが、それ以外は割と軽いです。

Ofiiceやインターネットメインの軽~中作業であれば、10万円を切る機種としては十分な働きだと思います。

最初に感じたキーボードの違和感もデスクトップ用の大きなキーボードとは比べられませんが、これは新しいATOKの誤変換推測でだいたいカバーできている感じです。もちろん慣れもあります。

予算15万円なら別の機種をおすすめしますが、USB-Cがなくてもよくて、10万円以下ということなら、十分戦力になるパソコンだと思いました。

でも同じ重量で13インチで同じ値段ならそちらを買うと思います。最近老眼がきついので。

【2018年5月追記】 後継機のYOGA 720というのが出ていますが、スペックもかなりアップしてますし、12.5インチになっていて、7万円台で変えるので、かなりお得感がありますね。前のYOGA 710でも特に困っていないので、720のスペックでこの金額なら安いわーと思います。

もしこの記事を見てよさそうと感じた人なら、YOGA 720ならかなり幸せになれると思います。



プロフィール

さかもとくにお

大阪でフォルトゥナの屋号でウェブサイトの制作やコンサルティングを行っています。 ここでは仕事の話を書かずに趣味や普段の生活のことをなんとなくレベルで書いていきたいと思っています。

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