アーケードゲームベスト10
万人向けではないゲームランキング
古いフォルダを整理していたら、十数年前に作ってた個人サイトのデータが見つかりました。せっかくなので、今回はその中から「アーケードゲームベスト」を再掲載してみました。
どうやら1999年頃の記事のようです
何度かリニューアルでファイルを更新したはずなのですが、おそらく1999年頃に書かれたランキングで、それ以降はゲームセンターでアーケードゲームを遊ぶということをしていないので、基本的にはランキングは今も変わっていません。
以下、当時のままの文章(全角を半角に変えたりはしましたが)で掲載。
アーケードゲームベスト10
第10位 テディ・ボーイ・ブルース(セガ)
石野陽子のデビュー曲とタイアップして作られた。今では考えられないようなアクションゲーム。BGMはもちろん同名の曲である。今考えるとちっとも面白いゲームではなかったが、結構はまった。しかし、このゲームがきっかけで趣味が悪いといわれ始めた。
第9位 スパルタンX(アイレム)
おなじみジャッキー・チェンの映画をゲーム化したもの。横スクロールの古典的な格闘アクションであった。焼き直しとおもえるようなゲームがいろいろ出てきたので、かなり影響を与えたのであろう。MSX版では版権の関係からか「聖拳アチョー」という歴史に残る恥ずかしい名前でアスキーから発売された。
第8位 ムーンクレスタ(日本物産)
固定画面型のシューティング。3号機まであって、途中のステージで合体に成功するとパワーアップした。何回死んでもよみがえるゲームが多い中、合体後やられるとそれで3機ともやられるという設定がシビアで面白かった。よくできたゲームであったと思う。
第7位 クレイジークライマー(日本物産)
日物のゲームが二本つづいた。2本レバーを駆使して、植木鉢や鉄骨などが落ちてくるビルに上っていく。途中風船に捕まれば少しだけ上に連れていってくれたりするが、そのときのBGM「ドラエもん」は現在であれば、JASRACに捕まるものであろう。われわれが黙っていても、小林亜星は黙っていない。
第6位 スカイキッド(ナムコ)
横スクロール型のシューティングゲーム。隠しフィーチャーが多く、ファミコンではやった隠れキャラブームに乗った作品であるが、ナムコらしい作りのゲームであった。爆発的なヒットではなかったように思うが、秀作である。PSでプレイしてほしい1本だ。
第5位 メトロクロス(ナムコ)
横スクロールアクションゲーム。いってしまえばゴールまで走るだけのゲーム。何らかの設定があるのだろうが、そんな物はてんで伺えない。ただ、そのもくもくと走る姿に日本人の勤勉さと、サラリーマンの悲哀に似た者を感じたのはわたしだけであろうか?
第4位 アッポー(セガ)
古典的なタイプのプロレスゲームであったが、イノケやバブなどのキャラが存在しており、得意技という概念を持った初めてのプロレスゲームであったと記憶している。アッポーというタイトルは秀逸で、本物の馬場はすでにレスラーとして下り坂であったが、ゲーム内での必殺技は非常に強力であった。作者の馬場に対する愛情を感じたゲームであった。
第3位 ちゃっくんぽっぷ(タイトー)
後のタイトーのゲームに多大な影響を与えた作品。爆弾を使うちゃっくんがゴールを目指すという、ただそれだけのゲームであったが売れなかった。いかに影響を与えたかは、10年以上たった今、敵キャラであった「もんすた」がパズルボブルなどに出てくることからも明らかだ。よほどの自信作だったのだろう。わたしは面白いと思ったのだが。
第2位 リブルラブル(ナムコ)
二本のレバーを使い、リブルとラブルを別々に操り、敵を囲めばいいというゲーム。囲んだ部分に宝箱が隠されていたりという、ちょっと気の利いた演出がよかった。グラフィックも当時では最も美しい部類に入ると思う。ナムコ全盛時の記憶にとどめたいすばらしい作品であった。
第1位 ゼビウス(ナムコ)
いわずと知れたゲーム界の金字塔。あまりの人気にコピー版(ゼビオスとかバトルズ)などが出回った。ゲーム界に始めてストーリー性を持ち込んだ作品であり、それが元でゲームセンターあらしの連載も終了した。理由はストーリーがしっかりしていると、漫画の入る余地がなくなったということであるが、これを境に大きくゲーム界も変わっていくことになったし、ゲームセンターあらしも終了を余儀なくされた(はず)。