山三ビルとパソコン倶楽部の思い出
パソコンソフトのレンタルって覚えてますか?
買い物途中に通りかかったら、布施(河内永和と中間くらいだけど・・・)の山三ビルの解体をしてました。ここは昔、パソコンソフトのレンタルショップ「パソコン倶楽部」が入っていたビルです。と言っても、若い人はパソコンソフトのレンタルなんて意味がわからないと思いますが。
今から30年以上前の話になるのですが、データをインターネットで送るということもできず、DVDメディアなんてなかったので、だいたいカセットテープかフロッピーディスクに保存されていました。
それを1泊2日とか2泊3日で貸してくれるお店があったんですね。今のレンタルDVDとかと同じような仕組みです。
「ダブルデッキのラジカセでダビング」だよ!
なんか「ナウでヤングなレンタルサーバー」みたいになってしまいました。
僕は最初はPC-6001というパソコンを持っていたのですが、比較的低価格なパソコンなので、記録メディアはカセットテープなのです。まあ借りてきてダブルデッキのラジカセを使ってダビングして返却するという流れです。今そんな商売やってたら捕まりますね。
フロッピーディスクの場合は、コピーツールを使ってコピーします。確かエキスパート88とかアインシュタインとかそんなのがあったように思いますが、私がフロッピーディスクを使うようになったのは、もっと後のことですし、買ったのがX1turboZという微妙な代物だったので、フロッピーディスクではあまりパソコン倶楽部は利用してません。
30分100円で遊べたよね?(誰に問うているのか)
このお店のおもしろかったところは、30分100円でお店にあるPCでゲームがプレイできるんですね。もちろん読み込み時間込みなので、カセットテープのソフトだと厳しいのですが、FDDなら割と遊べたわけです。ゲームセンターよりも安いですし。
そして時間が来ると「88終わりよ-」とか「X1終わりよー」とか店長のお姉さんが教えてくれるんです。それで電源を切って終了するか、もう100円払って延長するか。
小学生の時はあまりお金もないですし、新作ソフトなんてしょっちゅう買えるものではないので、そんなところで遊んでおりました。今から30年以上前の話ですがね。たまたま家から自転車で5分くらいのところにそういうお店があったのは幸運でした。
その山三ビルが壊されていたので、何となく書きたくなったという、例によって誰も得しないお話でした。2人くらいがわかってくれたらいいや。