ときどき頭をよぎる曲(女性アーティスト編)
浮かんでは消え・・・ない曲があります
先日、以下のようなツイートをしました。
なぜか永井真理子の「Mind Your Step」が頭の中を巡る木曜の夜。おやすみなさい。
— 坂本 邦夫 (@Kunio_Sakamoto) 2015, 3月 19
すると、水交デザインオフィスの深沢さんより以下のようなツイートが。
DJ坂本邦夫がすごいことを僕は知っている
— Fukazawa Kojiro (@witch_doktor) 2015, 3月 19
彼が曲を選ぶと一気にラジオ深夜便のようなムードになるので素晴らしいな、キャラが立ってるなと昔うらやましく思ったものだ @Kunio_Sakamoto
— Fukazawa Kojiro (@witch_doktor) 2015, 3月 19
なるほど! 意識はしていなかったのですが、そう言われるとそうかもしれないと思い、よくわからないけど、突然無意識に頭に流れてきて、しばらく離れないという曲をピックアップしてみました。
僕にはこういうのが結構ありまして、言葉だと「ジャイアントアンパンマン」がその筆頭になるのですが、それはまた別の機会にするとして、結構な数になってしまったので、今回は女性アーティスト限定ということで紹介します。
特に順位とかはないのですが、ちょうど10曲だったのでトップ10ということにします。ベスト10とトップ10の違いは何かとか聞かないでください。
頭に浮かんでなかなか消えない曲トップ10
永井真理子「Mind Your Step」
1988年にリリースされたセカンドアルバム「元気予報」の1曲目だそうです。曲の出足の音程がすごく不安定なんですよね。これは歌唱力の問題ではなくて、曲の音階の話なんですけど、けして悪いということではなくて、なんか上がりたいような上がりたくないような微妙なメロディなんです。サビは非常に永井真理子らしい感じなので、すっきり解決するところがいいです。
渡辺美里「Lovin’You」
こちらはさらに2年さかのぼり1986年にリリースされた同名の2枚組セカンドアルバムの最後の曲です。我らが岡村ちゃん(岡村靖幸)が提供した曲の中でもナンバーワンだと思っています。ピアノ弾き語りみたいな曲が好きなんですよね。20数年前はそれなりに弾けたんですが、もう今は無理です。というよりも片手で鍵盤を弾くのもまずい状態に衰えました。
種ともこ「うれしいひとこと」
1990年リリースなので、ちょっと新しい気さえします(完全な気のせい)。同名のアルバムの最後の1曲です。こういうアルバムの最後のちょっとホッとするような曲が好きで、割とイライラするときに穏やかになるために聴く曲なのですが、突然降ってくることもあります。突然この曲が浮かぶときは優しい時なのでご安心ください。
東京少年「れんがの学校」
これも1988年リリースの曲のようです。この時点で、「もうこの年代の曲しか聴いてないんじゃないか」とすら思えてきました。「東京少年」というタイトルのデビューアルバムの中の1曲です。東京少年はとがった曲とこの曲みたいな思春期の少年の心情を歌った曲の両方が混在するんですよね。今はおっさんなんですけど、たまにこの曲が浮かんでくるというのは、何かその頃の鬱屈みたいなものがよみがえってくるのかもしれません。
和田加奈子「もうひとつのイエスタデイ」
マイク眞木の奥さんです。気まぐれオレンジロードの第3期OVA(何それ?そんなのあったの?)のエンディングテーマのようです。1991年のリリースということですから、まるで昨日今日というお話です。調べてみたらオレンジロードの曲を8曲も歌っていたということですが、どれも非常にいい力のあるアーティストだったんですけど、大ヒットには恵まれてませんでしたねぇ。
SACRA「雲南の風」
最近のバンド(あっちは小文字のsacra)ではありません。どういう構成のバンドだったのかはわかりませんが、中国とかアジアの民族音楽をベースにした曲で、非常に気持ちのいい音楽でした。関西の人は「怒涛のくるくるシアター」のエンディングということで認識できるかもしれません。1991年のリリースですので、上々颱風(1990年メジャーデビュー) 流れに乗れなかったのが悔やまれます。1987年にデビューした七福神は少し早かったんでしょう。民族音楽テイストの入った曲は結構聴いている気がします。
ゲルニカ「銀輪は唄う」
「皆憎」でおなじみの戸川純が歌うゲルニカのアルバムからの1曲です。アルバム自体は1982年が初出で1990年に再販されたのですが、1990年盤に乗ってきた曲です。 大正や昭和のレトロな感じを取り入れた微妙な音が結構好きでした。今でも意味なく口ずさんだりしてます。気分に関係ない降りてくるのはもしかしたら、この曲だけかもしれません。
川村かおり「Hair Cut Blues」
これも1989年のアルバムということで、ほんとにこの時期にしか音楽って聴いてなかったんだなぁと思います。この後はパンクだったりクラシックだったり聴くジャンルが広がっていったんですよね。上手いか下手かと言われたら、間違いなく歌は下手です。でも当時から生き方とか環境がロックだったし、逃亡中もやはりロックでした。僕が年を追い越してしまったときには泣きそうになりましたが、まだまだこれからのアーティストだったのにと思います。
リタ・パヴォーネ「恋の意気地なし」
なんと海外曲が入ってきました。イタリアの重鎮リタ・パヴォーネの曲でまだ健在です。原題は「Come Te Non C'e' Nessuno」というタイトルで1963年に発表された曲ですが、さすがに僕が知ったのはその当時ではなく、NHKのイタリア語講座のエンディングで使われたことで覚えました。つまりは21世紀に入って、僕が覚えたきわめてレアな曲ということになります。イタリアではプレスリーを超える人気だったとか聞きますが、日本でいうと美空ひばりとか島倉千代子みたいなポジションになるのでしょうか?
小比類巻かほる
結構当時は小比類巻かほるは聴いたのですが、中でも頭によく浮かぶのは、この「両手いっぱいのジョニー」です。1986年のリリースでガルフォースのエンディングと聞きましたが、僕はガルフォースを見た記憶はありません。小比類巻かほるのFacebookページもあり、今も精力的に活躍されてるそうです。パワーのある女性アーティストの声に励まされたりしてたんでしょうねぇ。
クレヨン社「地球のうた」
手塚治虫遺作アニメ『ぼくは孫悟空』エンディングテーマということですが、このアニメの記憶もありません・・・。1989年のリリースということで、2000年以降に発売された曲どころか90年代すら怪しい感じになりました。
深沢さんの発言が正しかったかどうかは皆さんに委ねるとして、こういう曲に支えられて生きてきたんだなぁと思い返すと感慨深いものがあります。
今回は女性アーティスト編だったんですが、男性アーティスト編とかアニメソング編とかは大変なことになりそうですし、そもそもこのラインナップだって、今の20歳くらいの子が生まれる話だったりするわけで、あらためて誰得の記事を書いたのかという気がします。
こんなことを書いている暇があったら、福井でのセミナーの話を書けと言われそうですが、それはもう少し別件の方がまとまったらということにしたいと思います。
次は男性アーティスト編ですかねぇ。